実際の自分の動作確認を動画で手軽に出来るように
なってから、驚くほど技術的な上達の速度は加速した
ことは、間違いありません。
科学の発展と共に、科学的な分析が進化したことで、
スポーツ全体の競技力は向上しましたし、競技者の
競技人生も驚くほど長くなりました。
若年層も、若いうちから素晴らしいテクニックを
身に付けることが出来るようになり、ベテラン層と
若年層の戦いも昔以上に楽しめるようになったことは
素晴らしいことだと思います。
動画の良いところは、記憶ではなく、記録として存在
してくれることです。
その記録を見ながら、実際の体の使い方を見る人が
見れば、何が足りていないのか?どのようにすれば、
より良くなるのか?が、一瞬で分かります。
実際は、リアルな現場で、それが起きたタイミングで
見ているわけではないため、その瞬間に直すよりは
価値も低いかもしれません。
けれど、オンコートに立っている瞬間でなくとも、
次の練習時に、自分ですべきことを把握して取り組む
のと、何をしていいかが分からないまま取り組むのと
では、雲泥の差となることは間違いありません。
勉強に例えるならば、実際の学校でのテストが試合と
考えれば、分かりやすいと思います。
学校のみの勉強で終わる人と、学校の勉強のほかに
塾で復習や予習を繰り返す人とでは、差が出て当然です。
それに、人間は習慣で生きる性質を持っているため、
実際に起こっている問題は、ほどんど同じことばかり
です。
それ故に、上手くいかない理由というのは、根本となる
原理原則から考えれば、正直なところ、大して難しいこと
ではありません。
実際に目で見ているよりは、動画から取り入れられる
情報が少ないため、どの角度から撮影をするかにも
よりますが、きちんとヒアリングもしていきますし、
そのおかれている状況と症状が分かりさえすれば、
何をしたらいいのか?は、明確に提示可能です。
具体的に、何をすればいいのか?さえ分かれば、あとは
オンコートで実践することで、成果を出してもらうだけに
なります。
オフコートでもオンコートの前に準備をするからこそ、
時間効率が上がり、成長速度が止まることなく、結果を
出し続けていけるので、イメージと実際のズレを確認
できる動画教育は、とても大切です。